
がん検診
婦人科がん検診と
精密検査(2次検診)を行っております
杉並区・中野区の子宮頸がん検診にも対応
当院では子宮頸がん・体がん検診(細胞診)、卵巣がん検査(超音波断層検査)を行っております。
子宮頸・体部については病理組織検査(子宮頸部はコルポスコープ(病変部拡大鏡)下の狙い組織診)も行っておりますので、要精密検査になっても対応可能です。
子宮頸がん・
子宮頸部異形成の検査
子宮頸がんは25~34歳の女性において最多、35~54歳でも乳がんに次いで多いがんです。
進行しても出血等の症状が現れにくいため、若年であっても初交後であれば1-2年毎の検診は必須です。
無症状でも検診から子宮頸部異形成の発見に至ることも多く、早期発見で妊孕性(妊娠する身体能力)が損なわれずに済んだケースも少なくありません。
子宮頸がん検診では月経でない時に子宮膣部・頸管(子宮の入口部分)をブラシやへらで軽くこすって細胞を採取します。
要精密検査となった場合は、HPV-DNA検査(高リスクヒトパピローマウイルスの検出)、もしくはコルポスコープ(病変部拡大鏡)下に病理組織検査(耳かき1杯分くらいの組織を削りとって診断を確定する検査)を行います。
子宮頸部異形成は病的変化の層の深さによって軽度・中等度・高度に分けられます。必要に応じてフォローアップや、蒸散・子宮頸部円錐切除等の治療施設のご紹介をいたします。なお、子宮頸部異形成があったとしても全例が子宮頸がんに進行するわけではなく、例えば大まかに中等度異形成のうち約30%が2年内に高度異形成に進行し、約20%が消退する、といわれています。
杉並区・中野区の子宮頸がん検診
杉並区・中野区にお住まいの20歳以上の方は、対象年度に区民がん検診として子宮頚がん検診を受けることができます。
月経時を避けて検査します。予約の必要はありませんので、区の受診券・受診シールをご来院時に受付にご提出下さい。
問診・内診・視診・細胞診を行い、結果は約4週間後にお伝えします。なお、保険診療と同時に行うことはできません。
中野区の子宮頸がん検診申し込み先
電話03-3382-2429(区民健診係)
または保健所・地域事務所・すこやか福祉センター窓口
杉並区の子宮頸がん検診申し込み先
インターネット、はがき、杉並保健所健康推進課窓口で申込み
https://www.city.suginami.tokyo.jp/s045/915.html
子宮体がん検診
こより状、あるいは耳かき状の器具で子宮の入口から子宮内膜の細胞、あるいは組織を採取します。
子宮体がんは9割以上で初期から不正出血がみられ、50歳台、稀発月経、未産、肥満などが好発因子とされています。
細胞異形を伴う子宮内膜増殖症や子宮体がんが判明した場合は治療可能な高次医療機関にご紹介をいたします。
卵巣がん検査
卵巣は体外からサンプリングすることが難しく、がん検診が確立されていない臓器です。
超音波断層検査で卵巣腫大や腹水貯留がないかを検査します。
卵巣がんが疑われた場合はCTやMRI等の画像精査や、高次医療機関へのご紹介をいたします。