避妊・緊急避妊・月経移動

経口避妊薬・避妊リング・緊急避妊・
月経移動に対応しております

毎日内服でほぼ確実な避妊効果の経口避妊薬(OC)や、子宮内装着で長期避妊に適した黄体ホルモン徐放システム(ミレーナ)、緊急(事後)避妊、旅行等の予定に合わせた月経移動など、各種ホルモン療法に対応しております。

経口避妊薬 OC

OC(Oral Contraceptive、自費処方)は、日本において低用量ピル(低用量のエストロゲンとプロゲステロン、2種類の女性ホルモンの合剤を毎日内服するもの)のうち避妊目的のもので、99.8%のほぼ確実な避妊効果を有します。
また、月経痛やPMS(月経前症候群)の緩和、月経量の減少、月経不順・にきび等の改善、子宮内膜症の予防といった副効果を期待できます。

重大な副作用に静脈血栓症がありますが、OC非使用者の頻度1-5/10,000人/年に対して、
OC使用で3-9人/年、妊婦5-20人/年、産後12週で40~65人/年、と発症リスクは妊娠・産褥期より低くなっています。
血栓予防の保健アドバイスをいたします。処方にあたって問診、血圧・体重測定等が必要になります。
健診などの採血データがあればお持ち下さい。
また、ピルの内服が適さない方にはミニピル(黄体ホルモン製剤)などをお勧めすることがあります。

費 用

当院ではトリキュラー®、マーベロン®、およびその後発品(ラベルフィーユ®、ファボワール®)などをご用意しております。

マーベロン®2,500 円
トリキュラー®2,450 円
ファボワール®2,300 円
ラベルフィーユ®2,250 円
スリンダ®(ミニピル)2,900 円

子宮内黄体ホルモン
放出システム・ミレーナ

ミレーナは約3cmのT字型をしたプラスチック製子宮内薬剤徐放システムです。
黄体ホルモンを約5年間持続的に放出することで子宮内膜を萎縮させて着床を防ぎ、避妊率99.5%以上です。
元々長期避妊のためにフィンランドで開発されましたが、副効果で月経が著しく軽くなるので過多月経や月経困難症の治療において2014年から保険適応となっています。ミレーナの長所は管理が容易でコストパフォーマンスに優れること、血栓症のリスクが上昇しないことです。しかし、不正出血・脱落・装着困難等の可能性もあるため、診察の上で適応を決定します。

費 用(自費の場合)

ミレーナ装着55,000 円
ミレーナ抜去5,500 円

緊急避妊薬(アフターピル)

コンドームの破損など、避妊できなかったり失敗したりした場合に、緊急避妊薬(アフターピル)を72時間以内のなるべく早くに1回服用することで妊娠の可能性を下げることができます。24時間内ならば避妊成功率は95%とされています。
なお、その後の避妊も大切ですのでどうぞご相談下さい。

費 用(自費診療)

レボノルゲストレル® 1回1錠8,800 円

月経移動

旅行・試験・挙式など、大事なイベントや集中したい時にそなえて月経を移動させることができます(自費診療)。
早めたいときはひとつ前の月経が来たら、遅らせたいときは来てしまう月経の4・5日前までにご相談下さい。

費 用(自費診療)

月経移動 5,500 円